A2 to B2 · Updated 

スペイン語の過去未来(条件法)

語幹は未来形と同じで、語尾が違います。hablaría、tendría。役割は3つあります。依頼を和らげて丁寧にすること。別の何かが本当ならどうなるかを言うこと。そして過去に語られた未来を伝えることです。

手短な答え

過去未来(条件法)は未来形と同じ語幹に線過去の語尾をつけます。hablaría、comería、viviría。「〜だろう」という仮定、丁寧な頼み方、そして過去についての推量に使います。serían las tres は「3時ごろだったのだろう」です。

覚え方

未来形の語幹+線過去の語尾

語幹未来形と同じなので、同じ12の不規則形がありますtendr-
語尾-ía, -ías, -ía, -íamos, -íais, -íantendría
〜だろう別の条件が成り立っていたらどうなるかYo no lo haría
丁寧さ依頼や助言を和らげるPodría ayudarme
過去の推量未来形が現在を推量するように、過去について推量するSerían las tres

形

過去未来の語尾と、同じ不規則語幹

規則語幹の変化
yohablaríatendría, haría, diría
túhablaríaspondrías, saldrías
él, ella, ustedhablaríapodría, sabría, querría
nosotroshablaríamosvendríamos
vosotroshablaríaishabríais
ellos, ustedeshablaríantendrían, harían

違いがわかる20の文

実際に口にするような日常のスペイン語です。それぞれの下のラベルは、規則のどの部分を示しているかを表しています。

英語の知識がじゃまをするところ

英語はこの時制を、動詞の前に置く別の語 would で表します。スペイン語にはそういう語はなく、これからもできないので、探すのはやめましょう。すべて iría の中に入っています。落とし穴は、英語の would がまったく別の二つの役目をすることです。every summer we would go to the sea のように、昔よくしていたことを表す場合は、この時制ではありません。ずっと前に学んだ線過去です。íbamos al mar。その文が想像のことなのか、実際に何度も起きたことなのかを自問してください。想像なら過去未来、習慣なら線過去です。

避けたい間違い

予想どおりの間違いが三つあります。一つ目は would にあたる語を探すこと。✗ I would go のつもりで Yo quiero ir や、むき出しの yo ir → ✓ Yo iría。二つ目は、不規則な語幹がそのまま引き継がれることを忘れること。✗ haceria、✗ tenería、✗ poderías → ✓ haría、tendría、podrías。未来形で不規則なら、ここでも不規則です。三つ目、いちばんみっともないのがアクセントの付け忘れです。✗ hablaria → ✓ hablaría。tilde がないと i が a にくっついてしまい、スペイン語の単語ではなくなります。

規則から外れるケース

Si sería

過去未来は si の後には決して来ません。もう一方の半分に置きます。si tuviera, haría。英語の if I would have と同じ間違いで、スペイン語でも同じく誤りです。

Dijo que vendría

これは条件ではありません。未来のことを過去の時点から伝えると、過去未来になります。英語の he said he would come とまったく同じです。

Serían las tres

過去についての推量で、現在についての serán las tres に対応します。英語が must have を加えるところで、スペイン語は時制をずらします。

Querría と quisiera

どちらも「〜したいのですが」という意味で、どちらも丁寧です。お店では接続法過去の quisiera のほうがよく使われます。Querría も問題なく、少しだけ改まった響きです。

Debería, podría, tendría que

助言の3つの動詞です。Debería は「〜すべき」、podría は「〜できるだろう」、tendría que は「〜しなければならないだろう」。3つとも指示を提案に和らげます。

Habría que

主語のない非人称の言い方です。habría que llamar は「誰かが電話すべきだろう」。誰かを名指しせずに何かを提案する、スペイン語らしい言い方です。

過去未来(条件法)の練習問題

空所を埋める8つの文です。答えを入力して確かめるか、答えを表示したまま通して読んでください。ここではアクセント記号も、言葉の中と同じように大切です。

  1. Yo no lo (hacer) ___ en tu lugar.

    私があなたの立場ならやりません。

    haría · Hacer は未来形の語幹 har- に線過去の語尾 -ía をつけます。

  2. ¿(Poder, usted) ___ ayudarme un momento?

    ちょっと手伝っていただけますか?

    Podría · 丁寧な依頼です。Puede ayudarme でもかまいませんが、podría のほうが柔らかい言い方です。

  3. Si tuviera más tiempo, (viajar, yo) ___ más.

    もっと時間があれば、もっと旅行するのに。

    viajaría · 過去未来はこちらの半分に置き、si の後には決して置きません。

  4. Me dijo que (venir) ___ a las ocho.

    彼は8時に来ると私に言いました。

    vendría · 過去から伝えた未来は過去未来になります。Venir は vendr- になります。

  5. (Deber, tú) ___ descansar un poco.

    少し休んだほうがいいですよ。

    Deberías · Debes だと命令になります。Deberías は助言で、実際にみんなが使う言い方です。

  6. (Ser) ___ las tres cuando llegamos.

    私たちが着いたのは3時ごろだったのでしょう。

    Serían · 過去についての推量で、今についての serán las tres に対応します。

  7. Me (gustar) ___ un café con leche.

    カフェオレをお願いしたいのですが。

    gustaría · バルでの丁寧な注文です。Quiero un café だとぶっきらぼうに聞こえます。

  8. (Haber) ___ que avisar a los vecinos.

    誰かが近所の人に言うべきでしょう。

    Habría · 主語のない非人称の言い方です。誰かを名指しせずに提案します。

ドン・キホーテから、さらに練習問題

さらに8問。こちらは講座からそのまま取ったもので、宿屋、風車、ロシナンテ、そして道が出てきます。規則は同じで、スペイン語が少し古いだけです。

  1. Yo (gobernar) ___ la ínsula mejor que nadie.

    私なら誰よりもうまく島を治めるでしょう。

    gobernaría · 過去未来は不定詞+線過去の語尾です。ía、ías、ía、íamos、íais、ían。

  2. ¿(Poder, usted) ___ ayudarme?

    手伝っていただけますか?

    Podría · 過去未来はスペイン語で丁寧に頼むときの形です。Podr は未来形と同じ不規則語幹です。

  3. Dijo que (venir) ___ al día siguiente.

    彼は翌日来ると言いました。

    vendría · 過去から見た未来です。彼は "vendré" と言い、それを伝えると vendría になります。

  4. Con un caballo mejor, (llegar, nosotros) ___ antes.

    もっといい馬がいれば、もっと早く着くのに。

    llegaríamos · 現実ではない条件です。ここに si はありませんが、考え方は同じで、過去未来がそれを表します。

  5. (Ser) ___ las tres cuando llegaron a la venta.

    彼らが宿屋に着いたのは3時ごろだったのでしょう。

    Serían · 過去についての推量です。未来形は今を推量し、過去未来はその時を推量します。

  6. Yo que tú, no (decir) ___ nada.

    私があなたなら、何も言いません。

    diría · Yo que tú が「もし」の半分全体の代わりになり、その後は過去未来です。Dir は不規則語幹です。

  7. Me (gustar) ___ ver esa ínsula.

    その島を見てみたいものです。

    gustaría · Me gustaría は me gusta より柔らかく、事実ではなく願望を表します。

  8. (Haber) ___ unos treinta molinos en el campo.

    野原には風車が30基ほどあったのでしょう。

    Habría · Habría は había の推量形で、風車がいくつあっても単数のままです。

よくある質問

過去未来(条件法)はどう作りますか?

不定詞全体に -ía、-ías、-ía、-íamos、-íais、-ían をつけます。hablaría、comería、viviría。不規則語幹は未来形と同じ12個なので、ひとつ覚えれば両方の時制に使えます。

過去未来は何に使いますか?

依頼を和らげる。¿podría ayudarme? どうなるかを言う。yo no lo haría。過去の時点から未来を伝える。dijo que vendría。そして過去について推量する。serían las diez。

過去未来は接続法過去と同じですか?

いいえ。この2つは組んで働きます。Si tuviera dinero, viajaría. si の半分は接続法過去、結果の半分は過去未来をとります。これを入れ替えてしまうのはよくある間違いです。

過去未来で不規則な動詞はどれですか?

未来形で不規則な12の動詞と同じで、変化の仕方もまったく同じです。tendría、pondría、saldría、vendría、haría、diría、podría、querría、sabría、habría、cabría、valdría。一度覚えれば両方の時制に使えます。

過去未来完了はどう作りますか?

Habría+過去分詞です。habría hablado は「話しただろう」。過去についての si の節に答える半分です。si hubiera sabido, habría venido。

スペイン語で丁寧に頼むにはどうしますか?

過去未来は丁寧さのギアです。¿Podría ayudarme?、me gustaría un café、¿le importaría esperar?。バルではスペイン人はよくこれを省き、直説法現在に por favor をつけますが、それは失礼ではなく親しみのある言い方です。とはいえ過去未来が間違いになることはありません。

過去未来で過去の推量ができますか?

はい。推量の未来形を鏡に映したような用法です。Serían las tres は「3時ごろだったのだろう」。Estaría cansado は「彼はたぶん疲れていたのだろう」。未来形は今を推量し、過去未来はその時を推量します。

なぜ si の後に過去未来を使わないのですか?

スペイン語では si の半分に接続法過去を置き、過去未来はもう一方の半分にとっておくからです。si tuviera tiempo, iría。Si tendría は、英語と一語一語対応していても、どの地域のスペイン語でも誤りです。

覚えておくこと

ドン・キホーテに出てくる同じ規則

作った例文ではなく、講座の実際の文です。どれも、レッスンがそのポイントを紹介するときに使う文です。

例文の出典の本

『やさしいスペイン語で読むドン・キホーテ』の表紙。

やさしいスペイン語で読むドン・キホーテ:小説全体を、本当に読めるスペイン語で語り直し、58の短いエピソードに分けて、難しい単語には余白に注をつけました。このページのドン・キホーテの文はすべてこの本から取っています。

EPUB と PDF でオーディオブックつき、さらに同じスペイン語で書いたもう1冊の小説もあります。本を見る。

講座でこれを学ぶところ

2つのレッスンで段階的に学びます。抽象的にではなく、物語の章の中で学びます。単語、音声、練習問題つきで、無料で読めます。

近いテーマ

このテーマにいちばん近く、ふつう同じ時期に出会うポイントです。